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220316 福島県沖地震 2022 Fukushima Prefecture Offshore Earthquake

災害の概要

  • 場所 福島県沖を震源とした宮城県・福島県一円
  • 時期 2022年3月16日
  • 分類 地震

 令和3年3月16日にM7.4の地震が発生。厚労省の発表では、主として宮城県・福島県の約7万戸で断水。

日時 水道被害 対応状況
220316
  • 岩手県 56戸
  • 宮城県 4,698戸
  • 山形県 47戸
  • 福島県 36,925戸
  • 【地震発生】
  • 官邸対策室設置。
  • 厚生労働省情報連絡室設置。
  • 岩手県災害対策本部設置。
  • 宮城県災害対策本部設置。
  • 秋田県災害対策本部設置。
  • 山形県災害対策本部設置。
  • 福島県災害対策本部設置。
220317
  • 岩手県 56戸
  • 宮城県 33,000戸
  • 山形県 47戸
  • 福島県 28,543戸
  • 日水協応援体制構築。
  • 福島県より自衛隊に給水支援要請。
  • 宮城県より自衛隊に給水支援要請。
  • 【最大被害】
220318
  • 宮城県 32,565戸
  • 福島県 18,923戸
 
220319
  • 宮城県 21,464戸
  • 福島県 13,408戸
220320
  • 宮城県 18,518戸
  • 福島県 13,408戸
220321
  • 宮城県 54戸
  • 福島県 992戸
 
220322 
  • 宮城県 0戸(団地の専用水道52戸)
  • 福島県 992戸
 
 
220323
  • 宮城県 0戸(団地の専用水道52戸)
  • 福島県 120戸
 
 
220324〜220404
  • 宮城県 0戸(団地の専用水道52戸)
220405
  • 【災害収束】

被害の状況

水道が受けた被害

  • 主として配水管の破損。
  • 宮城県企業局の送水管破損。

水道による二次被害

  • なし

対応と対策

平時の備え

  • 伊達市担当者は「緊急遮断弁が設計通りに作動したことで施設の保全に役立った」と評価(水道産業新聞3月24日)

応急対策

  • 多数の事業体・企業が、応急給水や飲料水提供等を支援。
  • 福島県相馬広域地方水道企業団は給水管の被害が大きく、バルブの閉栓作業などで配水池の水位の確保に努める。
  • 自治体のHPでは安全確認がされるまで飲まないこと、応急給水予定、通水後漏水等で水がいきわたらない地区があることやメーターでの漏水確認の呼びかけ、濁水を排出してから飲用にすることなどが通知される。

抜本対策

教訓

  • 破損した宮城県企業局から大崎市への基幹管路が耐震化されてなかった。
  • 宮城県断水解消後に、専用水道で断水が続いてる住民の行政へのクレームや、専用水道は民間だから「民営化が不安」だとの安易な結びつけがマスコミで取り上げられる。
  • 宮城県は、県が管理する基幹的な水道管で漏水が発生し、修理に必要な部品を他県から調達するのにも時間がかかったと説明。
  • 福島県相馬地方広域水道企業団は停電で部品を保管する倉庫が当初開けられなかったと説明。

災害データベース


備考・出典

更新履歴

  • 220516 作成。

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